第200章 横田大輝は中古品だ

それに、橘結衣は紛れもない橘家の令嬢だ。

これほど出来のいい才女は、横田家にとって最適の嫁候補――横田母はそう見ていた。むしろ、かなり気に入っている。

「でも、俺……あいつの性格は好きじゃないんだ」

横田大輝は言い切った。

橘結衣が優秀なのは認める。だが晴美のような甘さや柔らかさはない。

自分は橘結衣を好きになれない。進んで妻に迎えたいとも思えなかった。

「性格なんて、あとから擦り合わせればいいのよ」横田母はさらりと言う。「大事なのは、彼女を娶れば横田家が得られるものは大きいってこと」

誕生日パーティーでの一連の出来事を見れば分かる。橘結衣は頭が切れるだけじゃない。度胸もある。...

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